性行為がなくても感染するクラミジア

キスをする男女

性行為によって感染するというのが一般的な性感染症ですが、中には例外もあります。
それが性感染症の中でも比較的名の知られているクラミジアです。
クラミジアは性感染症の中でもとりわけ感染力が強く、性行為による感染であればコンドームを付けていない場合で約半数が感染するという調査結果も出ています。

それだけ強力な菌であるクラミジア、実は性行為の他、ディープキスなどの粘膜同士の接触でも感染が確認されています。
つまり、実際の性行為がなかったとしても粘膜同士が接触する行為をすれば十分に感染のリスクはあるということです。

ディープキスなどの場合は性器への感染ではなく咽頭部分への感染が懸念されます。
この感染ルートの場合、起こりうる症状は咽頭部の痛みや痰などが挙げられますが、感染までには数週間程度の期間を有するため中にはそれ自体に気が付かない人もいます。
しかも、クラミジアは感染者の約8割に自覚症状がなく、発見が遅れてしまうこともあるため注意が必要です。

ここまで感染力が強いとなれば、不特定多数の人が利用するお風呂やサウナ、トイレなどの公共施設でも感染してしまうのではと不安に感じる人もいるでしょう。
確かに、他の性感染症に比べても感染力の強いクラミジアですが、お風呂やサウナ、トイレなど公共施設で感染する可能性は極めて低いとされています。
クラミジアは性行為のように非常に広範囲での粘膜接触があって初めて感染の可能性がでてきます。
つまり、それ以外の場、それこそお風呂やサウナ、トイレなどの公共施設では必要以上に心配することもないというわけです。

とはいえ、一度感染すれば不快な症状やさらなる病気を引き起こすリスクもあるクラミジアです。
定期的に検査を受けておくに越したことはありませんし、恋人や夫婦間で予防策を徹底することは大切です。
感染ルートは粘膜同士の接触、性行為がなかったとしても注意はしておくに越したことはありません。

クラミジア菌はどこにでも存在するので感染には注意

クラミジアの菌自体はどこにでも存在しています。
先に感染力は強いと説明はしましたが、実はこの菌自体はさほど強い菌ではありません。
先に挙げたような公共施設、お風呂やサウナであれば熱によってほとんどが死滅してしまいます。
トイレなどの場合には、そこにクラミジア菌があったとしても水で薄まったりすることでその力はほとんど残っていません。
体の中に入り込んだとしてもほとんどが死滅してしまうため、日常生活での感染はよっぽどのことがない限りありえません。

とはいえ、粘膜同士の接触、性行為がなかったとしてもキスやオーラルセックスによって感染するリスクは高いため注意は必要です。
たとえ、お風呂やサウナ、トイレなどの公共施設での感染ルートは除外できたとしても、この感染ルートに関しては個人がどうこうできる問題ではありません。

この感染ルートでの予防策を挙げるとすれば、不特定多数との性行為、それに準ずる行為を控えることが挙げられます。
少しでもその機会を減らすことで感染のリスクは軽減できます。
さらに、性行為に至るまでにはコンドームを装着する事、これだけでも性感染症の多くは防ぐことが出来ます。
クラミジアは、コンドームを装着していない性行為で約半数が感染するとされています。
カップル同士で検査を受けておき、話し合いをしておくことも時には必要になってきます。
カップル同士、互いの理解を深めることはもちろんですが、互いがマナーを守ることがクラミジアをはじめとする性感染症を広げないためのポイントとなります。
性感染症について話をするのも気まずいと思われるかもしれませんが、自分の身を守るためにも、パートナーとの信頼関係を築くためにもこの過程は欠かせません。