女性はクラミジア感染で不妊症になることも

高校生の10人に1人が性器クラミジア感染症になっていると言う報告もありますが、現在、性感染症は増えています。
その中でも一番多いのが、クラミジア感染症です。

女性がクラミジアに感染した場合、これと言って自覚症状ないために、気がつかないことが大半です。
妊婦検診で初めて発覚したり、不妊症に悩んで受診したところ、不妊症の原因がクラミジア感染症による子宮頸管炎(子宮頚肝炎ではありません)や子宮内膜炎だったことが判った、といったケースが多くを占めます。

女性がクラミジアに感染すると、子宮頸管に炎症がおきて子宮頚肝炎(子宮頸管炎)になります。
おりものが増える程度で痛みなどの症状ないので(症状はないので)、炎症が進行して上行し、奥の方まで炎症が広がっていきます。

子宮頸管炎だけではなく、子宮内膜炎や卵巣炎や卵管炎になることもあります。
炎症を起こした子宮頸管や子宮内膜は、癒着によってくもの巣がはったような状態になります。
卵巣や卵管も炎症が進むとくもの巣が貼ったように線維が付着します。

このような状態になると、子宮内が塞がり、卵管や卵巣も癒着で塞がってしまいます。
つまり、卵子や精子や受精卵の通り道である子宮内や卵管や卵巣に、くもの巣のような線維が張り巡らせていて、行く手を阻まれた状態になってしまいます。

卵子や精子や受精卵が通行止めに遭うのですから、これが不妊症の原因となるのは当然のことです。
妊娠するには、子宮頚肝炎や子宮内膜炎や卵管炎、卵巣炎の治療を行い、子宮内や卵管や卵巣の癒着を取り除いて、通路を開通してもらう必要があります。

クラミジアは、水様性のおりものが増えると言った程度にしか自覚症状ないため、よほど敏感な人でないと気がつかないでしょう。
おりものが増える時期を逃すと、次の自覚症状は不妊症ということになります。

しかし、まさか不妊症の原因がクラミジア感染症だとは思っていない人が大半です。
では、子宮内膜症や卵管炎などになる前に気がつく方法はないのでしょうか。

不妊症かどうかの検査は結婚前にしておくといい

クラミジアに感染すると、症状ないからと言って、見つけられないと言うことはありません。
欧米では、初潮を迎えたら婦人科のかかりつけ医を持つようにする国もあります。
日本でも、定期的に婦人科検診を受けるようにすれば、症状ない場合でも子宮頚肝炎や子宮内膜炎などになる前の早期に、クラミジアを発見することができるでしょう。

将来妊娠して元気な赤ちゃんを出産したいと考えているのであれば、せめて結婚前にブライダルチェックとして産婦人科を受診して不妊症の原因になるような病気が隠れていないか、気づかないうちに子宮頚肝炎や子宮内膜炎などになっていないかを調べてもらうと良いでしょう。

近年は、お産を扱う評判の良い産婦人科の数も減っています。
人気の産婦人科は妊娠が判ってから予約したのでは出産の予定日には間に合わないという所も多いです。

このような人気の産婦人科は、ブライダルチェックを受けると、将来妊娠した時はその産婦人科で妊婦検診を受けて、優先的に出産時の入院も受け入れるという所もあります。
このような将来的な出産までのシステムがある所を利用して、結婚前にブライダルチェックを受けるのも賢い方法です。

ブライダルチェックでは、クラミジア以外の性感染症もチェックできます。
また、子宮筋腫や子宮内膜症などの婦人科疾患や内科的疾患が判ったケースもあります。

ブライダルチェックは女性だけではなく、男性も結婚前に一通りの健康診断や性病チェックを受けておきたいものです。
将来、元気な赤ちゃんを望むのであれば、結婚前に治せる病気は治しておくことが、女性のためにも男性のためにも、将来生まれてくる赤ちゃんのためにも、大切なことです。
また、結婚前は何かと忙しいので、結婚前のブライダルチェックなどと言わずに、欧米のように生理痛の悩みなども気軽に相談できる婦人科のかかりつけ医を持って、結婚が決まったり心配な時に検査を受けるのも良い方法です。